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蘭光生最後の短編は

 投稿者:館 淳一  投稿日:2006年10月19日(木)15時53分44秒
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  いま切り抜きを整理していたら、蘭光生の短編『交換レイプ』のオリジナルが出てきました。
小説CLUB90年3月号掲載とあります。
これは90年7月にフランス書院文庫で刊行された文庫『輪姦(まわ)せ!』に収録されているものですが、
時期的に見て、これが小説誌に発表された蘭光生名義短編の最後の書き下ろし作品ではないか、という気がしますが、どうでしょうか。
時間的経過からいうと、この短編が書かれたのは89年12月頃と思われます(ぎりぎり1月初旬か)。
蘭氏が東京医大に入院されたのは90年2月6日。
しかしそれ以前に食道の異常を覚え、精神的肉体的にも不調で入院前はほとんど仕事をしていなかったはずです。とすれば、この『交換レイプ』が病身から気力をふり絞って書いた最後の短編のような気がします。
内容的にはバーで知りあっただけの二人の男が、ヒッチコックの『交換殺人』をヒントに互いの妻と恋人をレイプしあうというもので、そういう気力の衰えた時期だと知って読んでみるとあの独特のねちっこい描写は感じられません。淡泊なのです。
なぜこれを切り抜いておいたか忘れたのですが、たぶん『ああ、これが蘭先生最後の短編だな』と思ったからでしょう。
もしこれ以後にも書き下ろしの短編があったとするならば、その情報をお持ちします。

http://tate.32ch.com/ran/ran.html

 
 
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