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旧い記事ですが、ご披見ください。
2006.08.14
ノーベル賞受賞者の一言 三態 [ カテゴリ未分類 ]
ノーベル賞受賞は、絶対的な権威 栄達の極みである事は今も昔も変わりが無い。しかし受賞者その人はわれわれと同じ人間 それぞれ個性豊かな人間的な一言を残している。
湯川秀樹博士が長い患いの最中 何かの会合に車椅子で久しぶりに公の席に出られたとき 新聞テレビのメディアが車椅子を取り囲んだ。平和か 原水爆か忘れたが難しい質問を投げかけて博士大いに戸惑う『もうそんな難しい事 喋らさんどいてくれ 堪忍してくれ』一言喋れば影響の大きい事はご自身の自覚の中に有ったとは思うが 心底本音ともとれる。
川端康成氏が さる大家の結婚の仲人を引き受けられた。 俗に言うその日だけの雇われ仲人である。新郎新婦紹介の場面 先生やおら巻紙に認められた紹介文を読み上げられた そして最後に 『と、書いてあります』ノーベル賞作家に文を読ます方も大した度胸だが、最後の一言黙って読み終えて一礼でもよかった。作家の矜持が許さなかったのだろう。
島津製作所 田中耕一氏のケース 新聞記者の質問『今の京都大学をどうお考えになりますか』 数多賞の対象者を擁する京大は島津製作所の大得意先 出入り業者の番頭の身で迂闊な事は、言えない 『京都大学へは、商品の納入について行った事があります』新聞記者は対立や諍いを作る事が、ある種の手柄のような部分がある 天然呆けと言わば言え見事なはぐらかしは、秀逸である。
ノーベル受賞者のこういう人間的な一言が、柳居子の琴線に触れる。
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